介護用品の選び方

デイサービスに通い出して１年ほどが経ち、すっかり元気になった父は認知症の症状もほとんど出なくなりました。

そのころになると老人介護施設があちらこちらに建てられ、朝の９時過ぎごろは施設の送迎車を何台も見かけるようになりました。

父の施設通いが週５日に増え、２ヶ所のデイサービスセンターへ通っていました。

デイサービスセンターによって１日の予定や行事が違うようで、父のお気に入りのセンターが出来たようでした。

認知症の症状はよくなりましたが、足腰の弱りが目に付き出しました。

夜中にトイレへ何回か行っているようで、部屋に戻ったときにはかなり疲れているようでした。

母の話しでは夜中にトイレに行く度に、ドアや壁にぶつかる音で目が覚めるということでした。

そこで介護用品のカタログにポータブルトイレが載っていた事を思い出して、そのことを母に話し相談して購入する事にしました。

最近はおしゃれな家具調のポータブルトイレなど、いろいろな種類が販売されています。

普段は椅子として利用ができ、夜はトイレとして利用ができるものにしました。

注文して５日ほどで商品が届いたので父に見せると、何故か複雑な顔をしていました。

それから数日が経ちましたが、購入したポータブルトイレは新品のままです・・・。

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