補聴器のオーダーメイドが・・・。

先日、年に１回の健康診断に行き、その結果が送られてきました。

特に悪いところも無く、一安心しました。

その中の聴力検査では問題ない結果でしたが、年齢と共に高い周波数の音が聞こえにくくなると言われました。

そこで思い出したのですが、まだ父が元気で自転車を乗り回していた頃の話です。

ある日突然「補聴器を注文してきた。」と家族に伝えました。

少し難聴ぎみになっているなと、家族が感じていた矢先のことでした。

詳しく補聴器の話を聞くと、オーダーメイドだそうで片方で７万円ほどだったと思います。

どうやら競馬で儲けたらしく、お土産にマスクメロンを買ってきていました。

オーダーメイドの補聴器は、自分の耳の形に合わせて作られます。

２週間ほどして補聴器が出来たと連絡があり、いそいそと父は出かけて行きました。

数時間後、父はニコニコしながら帰ってきて、補聴器を付けた耳を見せてくれました。

まったく違和感無く、補聴器を付けているように見えませんでした。

その日は補聴器を外し、風呂に入り就寝しました。

次に日、父の部屋から「ピーピー」という音が聞こえ、なんだか困っているようでした。

話を聞くと、補聴器は耳にしっかり入っていないと、「ピーピー」という音が知らせてくれるそうです。

それがなかなか上手く耳に入らず、四苦八苦していたわけです。

気の短い父は、結局その日は補聴器を付けないまま過ごしました。

その後も・・・・。

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